老齢化によりあるいは脳梗塞や様々な病気等を通して、
マヒや過度な筋力低下の状態が長く続くと体はその部分の本来の動きを忘れてしまい、ただ単に筋力を強化しようとしてもなかなか元の状態に戻すことは難しいと言えます。
オフィルでは、「マシントレーニング」と「レッドコード・エクササイズ」を組み合わせて、全身のどの部分に対しても本来の動きを取り戻すためのトレーニングメニューを一人一人に合わせて提供しています。
オフィルで個別トレーニングメニューの一つとして行っているマシントレーニングは決して筋力強化を目的としたものではありません。低負荷による数種類の反復運動を通して不活発になってしまった筋肉や神経に適度な刺激を与え、忘れてしまった適正な体の動きを思い出させようとするものです。
そのため単に各トレーニングマシンの運動量の増加を目指すのではなく、それぞれの状態にあったトレーニングを楽しく続けることによって、その結果日常生活動作の改善・向上につながっていくことを目的としています。
マシントレーニングが特定の関節・筋肉や神経を刺激することで体本来の動きを取り戻していくのに優れていることにたいして、レッドコード・エクササイズは複数の関節や多くの筋肉を一斉に活動させる全身運動によって、さらなる生活動作の改善・向上を目的としています。みんなで声を掛け合って、にぎやかに楽しく運動を行います。
神経筋の回復・修復のためにはOKC(※1)とCKC(※2)を組み合わせたトレーニングがとても重要といわれています。オフィルのトレーニングでは「マシントレーニング」と「レッドコード・エクササイズ」でOKCとCKCの組み合わせを行っています。
※1.CKC(Closed kinetic chain)… 閉鎖性運動連鎖
複数の関節が関与する運動で関節の機能的トレーニングとして有効です。
※2.OKC(Open kinetic chain) … 開放性運動連鎖
単関節の運動で個別の筋肉に焦点を置いたトレーニングとして有効です。